姫☆守護ッ

「うーん・・・・・・!」

と、校長先生背伸び。背伸びって座高伸びないか心配なのはボクだけかな?
軋むイスは高級感溢れているものの、やっぱり年代モノって感じかな。創立当時からあるものなのか?


「ぷはあっ・・・・・。」


文字で表すと違和感あるけど、背伸びしたあとってこんな感じじゃね?とにかく溜めた息を思いっきり放出するよね。



そんでもって校長先生床を足で蹴って椅子をかいてーん。ぐるぐるぐるぐるぅー・・・・・・。アンタは小学生か。



「おげ・・・・。」


酔ってるし!!
でも流石は生徒に人気なだけあるよ、校長先生。どうせちょっと危ない行為も一緒になって遊んでじゃないのー。



コンコン


そんな辺りでノック音が校長室に届いた。
校長先生はさして慌てることもなくドアの前に行きます。



「てっちゃんです、校長先生、お荷物が届きました。」



ドアの向こうからは真面目な、けれどどことなく緊張したような響きのある声。というのはさ、この人が新米教師だからなんだけど。


でも校長先生。そんな新米教師さんをわざわざ苛めなくたってねぇー・・・。完全に自分のことをてっちゃんと呼ばせるように教え込んでるもんな。



新米さん、すごい言うのに苦労したご様子だよ。



「お、てっちゃんやるね!ありがとう。」



校長先生、そんなてっちゃんのことは露知らず?
それとも知ってて楽しんでる?