大きくそびえ立つ黒い塔 まるで私たちから何かを必死に守るように 幾つもの鉄壁で守られている 突然後ろから大きな銃声が響いた …湊? 一瞬、戻って様子を見に行きたい衝動に駆られたけれど すぐに思い直さなければいけない状態に陥る 目の前には二人 後方には三人 私一人に五人がかりなんて… より危機な状況時ほど 身体中の血が騒ぐ ふっと笑みがこぼれた後 私は敵の中に身体を翻した