次の日からの訓練は 今までにないくらい憂鬱な時間だった 何度もミスを犯した後に 頭に響いた彼の言葉 「お前これ一人でやってると思ってる? 怪我すんのはお前だけじゃなくて、俺もなんだけど」 不機嫌な声に 眉間による皺 この訓練が始まる前は 私と湊のペアが当然のごとく一番だと期待されていたけれど それは大きな間違いだった 今の私たちはすれ違いばかりで 一つの連携を組むことさえできない