「そこ右行ってくんないとぶつかるけど?」 冷たい瞳に 冷たい言葉 いつも一人の時には簡単だったことが なぜか上手くいかない 「…分かってるよ」 ぶつかりそうになった時 持っていたナイフが右手に軽く当たり ポタポタと滴る血 流れていく真っ赤な血を見ながら 何だか無性に情けなくて 涙がこぼれそうになるのを必死に我慢した