「真知子、彼、校門で待ってるみたいだよ」


マジ!?てか、早くない??


一人悶える私を見て、由梨と慎二くんは指差して笑う。


と、とにかく肛門……じゃない、校門に急ごう。
私達は校門へと向かった。


校門には、あの写メに写っていた彼が立っている。


「真知子ちゃん、コイツがオレのダチの皆川修司」


写真なんかより、実物の方がちょーかっこウィー!!
私は小さくガッツポーズをした。


「初めまして。皆川 修司です」


あら!声もステキ!!


「はっはじめまして、前川 真知子です!」


…どもっちゃったよ!


混乱してさまぁ~ずの三村さんっぽくツッコミを入れた。
彼はそんな私を見て微笑んだ。


「ホラホラさっさとケー番交換しろよ。」


慎二くんがせかす。


テメェは黙ってろよ!!


…と言いたいところだが、仲介してもらってるから言えません…。
何て弱気な私。


結局その日はケー番を交換するだけで終わってしまった。




その日の晩、私は修司くんに電話をかけた。


プルルルル……


「はい、もしもし。」


キャッ!出た!!


一人テンションの上がっている私に対して彼はこう言った。


「どちらさまですか?」


…って登録してねぇのかよ!


ま、いいや。


「私、私!」


ブツッッ


ツー…ツー…


………エ?切られた?