しばらくして絢音は、眠りについた。
けれど、夢の中で何度もうなされていた。
額や首から流れる汗をタオルで拭きながら、俺は心の中で呟いていた。
なぁ…絢音……
俺はおまえのことがずっと…
ずっと好きだった。
5年前のあの日から
もう二度と…
絢音が泣かないように
絢音が傷つかないように
絢音を守りたかった
俺が絢音を笑顔にしたかった…――。
けれど、夢の中で何度もうなされていた。
額や首から流れる汗をタオルで拭きながら、俺は心の中で呟いていた。
なぁ…絢音……
俺はおまえのことがずっと…
ずっと好きだった。
5年前のあの日から
もう二度と…
絢音が泣かないように
絢音が傷つかないように
絢音を守りたかった
俺が絢音を笑顔にしたかった…――。



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)