「行ってきます、智也、遊也…。パパの言うこときいて、いい子にしててね?」
「「は〜いっ!!」」
――…ガチャ、バタン
あたしと蒼の間には
双子の赤ちゃんが生まれました
これも運命というモノなのかな…?
あたしも蒼も、双子とわかった瞬間、
迷わず名前を決めました。
「絢音…っ!携帯忘れてるっ!」
「あっ!ありがと…蒼」
蒼が玄関から急いで出てきて、あたしの携帯を持って来てくれた。
「あと、もうひとつ、忘れ物…」
そう言って蒼は、あたしを抱き締め、おでこにそっとキスをおとした。
「パパとママぁ…ちゅーしてる〜」
「ホントだぁ〜パパとママ、ラブラブ〜」
――…あたしの大切な宝物たち
「愛してるよ…蒼」
「俺も愛してる……」
あなたはあたしの
運命のヒト
世界でたったひとりの
大切なあなたへ……
“幸せ”は繋いだ手の中に生まれる
“幸せ”は笑顔の中で生まれる
思い出は1ページ、1ページ…増えていく
幸せを
ありがとう……―――。
幼なじみ〜first love〜
end