……ユウヤって、エッチするの好きだなぁ。


隣で軽い寝息を立てる横顔を見やり、アタシは気づかれないようにため息をついた。

正直、アタシはこういう行為がそれほど好きではない。
経験がないわけじゃないけれど、いつまでたっても、あの瞬間の痛みに慣れない。

ユウヤは会うと、必ずやりたがる。
ちょっとでも嫌な素振りを見せると、すぐに涙ぐんで、

「オレのこと、ホントは嫌いなんだ……」


拒む理由が見つけらなくて、アタシは、ただ流されていた。