白い天井~恋愛依存症候群~

なんでユウヤはこんなに、自信がないんだろう。


疑り深い何度目かの問に、アタシは半分怒って、応えた。
軽い気持ちで言ってるわけじゃあ、ないのに。


「ありがと」


熱のこもった手が、右手に絡まる。

晩夏の暑さに熱気が加わり、ただでさえムシムシと息苦しい。

それでも。

絶対にこの手だけは離せない。

そう、思う。


「コンビニ、寄る?」


急にそう、ユウヤが立ち止まった。
汗ばんだ肌に、冷房のきいた店内が恋しい。
ヒョロリとした肩越しに、アタシは何気なく、店内をのぞいた。


「んー……飲み物欲しいかも」