白い天井~恋愛依存症候群~

アタシは手早く服を着ると、ユウヤの服もかき集めてベッドの上に投げてやった。
きっとユウヤも寒いはずだ。


「……よくわかんないよ。なんか、先生に用があるとかって言ってた気がするけどさ」


ゴソゴソと早速服を着込みながら、ユウヤが応える。


「まぁどうでもイイじゃん」


スポッとシャツから顔を出し、枕元に放り投げた携帯を一瞥する。


「飯でも食いに行くかぁ」


タイミングを逸したせいで、アタシもユウヤも、気持ちがすっかり冷めていた。


「ん~……あっさりしたのなら食べれるかも」


死ぬことは、いつでもできる。
だから、もっと静かに、二人だけの時に……。