騙されないで。


警告は、頭の隅にしまいこまれた。


「……アタシも」


そろそろと、ベッドに戻る。


アタシにはユウヤしかいない。
そしてやっぱり。


ユウヤにだって、アタシが必要なのだ。


「一緒に……」


指が、触れる。
冷え切った、体。


「愛してる」


衝動のようにきつく抱かれた肌に、ぬくもりと、欲望が伝わってくる。


愛してるから。


だから、繋がりたかったの?


アタシはそっと体を離すと、その愛情を絞るように、熱い芯を口に含んだ。




来世もまた、二人こうして、愛せるように。