白い天井~恋愛依存症候群~

久しぶりに見る、ユウヤ。


アタシの好きな……。


永遠に一緒にいられるのなら……殺し合うのも、悪くない。


でも。


「…………それってさ、やっぱり、アタシは要らないってことだよね……」


一緒に生きようとは、言ってくれない。


アタシは、ユウヤにはもう要らないから、殺されて。

ユウヤは、ただ死にたいから、殺させる。


「そんなにハルコがイイ?」


目的が、体だろうが、中身だろうが。


見つけたくなかった。
見なければ良かった。


ユウヤの首元につけられた、無数の小さな痣。

キスマーク。


また、そのままの手で抱かれたんだ。


急激に吐き気がこみあげる。トイレに駆け込むだけの猶予もない。
アタシは辛うじて、手近なゴミ箱をひっつかむと、その中に胃の中のものを全て、吐いた。