足元をたしかめようと下を向き、頬をつたう涙に気づいた。

いつの間に……。


けれど、恥ずかしいという思いも、拭こうという気もおきない。

水膨れのできた足でまた、歩き出す。


何が悪かったのだろう。


アタシが年下でバカだから?

わがままだから?

それとも、最初からアタシなんか、好みじゃなかった?


繰り返し繰り返し、そんな思いだけが心の中をグルグルまわる。