「ユ……ヤ、と……ね、たの」 再度言われた意味をゆっくり考える。 ユウヤ、と? 次第に、アタシは、頭の中が真っ白になっていくのを感じた。 全身の血が、どっと下がる。 心臓の音がやけに大きく、まわりの景色がどこかぼんやり、遠く見えた。 ユウヤと、寝た……?