君を守りたい


校門の方には、着替え終わって帰って行く圭たちが、あたしにお辞儀をしている姿が見えた。だからあたしは、軽く手を振り返す。

そして、未だ出てこない美香のことなんて忘れ、あたしたちはふざけつつもちゃんとコート整備を終えた。


「三人ともありがとー♪おかげで早く終わりました。」


四人で歩きながら部室に向かう途中、あたしが三人にそう言ってにこっと笑いかけると、学と緒太は照れたようにはにかんだ。

慈朗は「いいよ〜。」と言いながら、いつも通りあたしに抱きついてきた。こんなふうに毎日のように抱きつかれてるから、別にやだとも思わないし、なんか慣れちゃってるっていうか…。

部室に入ると、残っていたのは美香と例の三人だけ。テーブルを囲み、異様な空気が4人を包んでいる様子に、トクンと胸が鳴る。

なにやら話し合っていたようだけれど、雰囲気的に、あたしにとっていい話ではない、そんな感じがした。