君を守りたい


結局今日はあたし一人、室内でマネの仕事ほとんどをこなした。まぁ、美香がマネをやり始める以前はあたし一人でやってたことだし、どうってことないんだけれど。

それでもやっぱり部員たちの練習姿を見たいと思い、あたしもコートに向かうことにした。だってあたし、もう少しで引退だし。みんなと一緒にいられる時間も限られてるんだもん。

だけどあとちょっとで今日の練習も終了してしまう。あたしが部室から出ると、暖かなオレンジ色が辺りを支配していた。


「あ〜!陽路ちゃーん。」


練習中にも関わらず、あたしがいることに気がついた慈朗が大きく手を振っている。もちろん、すぐそばにいた圭に注意されたってことは言うまでもないけれど。その様子を見たあたしは、思わず笑みをこぼした。