君を守りたい


「…あいつらは、異常に大崎を信頼してんの。」

「そうそう。確かに仕事早いし、応急処置うまいし、マネとしては最高だからさ。」

「ちょっとキツいとこもあるんだけど…」


うつむいたあたしに気がついたのか、礼二、紀彦、治が口々にそう言いながら苦笑をこぼす。

そんなことはあたしだってわかってるんだってば。それに、それで慰めてるつもりなんだろうけど、あんたらだって結局は陽路を信頼してんでしょ?

でもそんなことは、みんなの前で口に出したりなんてしない。でしゃばりすぎず、謙遜して、健気でいいイメージを作り出すために。


「美香も、陽路みたいに頑張るね?」


そう言ってほほえみ、三人の顔を見上げれば、照れたような表情を浮かべていて。ってか、マジ単純…。込み上げる笑いを、必死に押し殺した。