君を守りたい


無言の中、駅までの道を進む。でも別に、居心地が悪いわけではない沈黙。時間が過ぎていくのは早くて、あっと言う間に駅に着いてしまった。

そして、すぐに時刻表を確認。
ちょうどいいことに、あと10分もしないうちに目的の電車はくるようで。


「……慈朗、わざわざ送ってくれてありがと。」

「こんなの当たり前だよ。夜道を女の子一人歩かせるわけにはいかないでしょ。」


駅のホーム、改札の前。
今日のところはココで慈朗とお別れ。


「これからしばらくは部活休みないし、こっちに来れる時間はないかもしれない。だから、今度会うのはきっと高体連だね。」


笑いながらそう言えば、慈朗も自信満々な表情を浮かべた。海星は二連覇を目指す今年度の高体連、あたしたちは敵校同士だけど、それはそれだよね。大会中でももう、堂々と会えるんだから。