君を守りたい


「みんなごめん。あたし、もうそろそろ帰んなきゃ…。」


今のいい雰囲気を壊すようで、申し訳なく思いながらもそう口を開けば、やっぱり辺りは静まり返る。彼らの顔に一瞬、寂しげな表情も浮かんだ。

でも。
もう、いつでも会えるじゃない。
過去に囚われることなく、前みたいなあたしたちのまま。
また一緒にみんなで、笑い合える。

だから…。


「あんたらにそんな顔似合わない。今あたしはココにいるよ。もう、いなくなったりしないから。いつでも会えるから。…――だから、笑って?」


あたしが守りたかったのは、あんたらの“笑顔”でもあるんだよ。