君を守りたい


「何スか?」


不思議そうにあたしに尋ねる寿也に、あたしは口を開く。


「もしよかったら…、ご飯食べてく?美味くないけど。」


ちょうどもうすぐ夕食の時間帯。
心なしか元気ない寿也に、今あたしができることといえば。別に、料理に自信があるわけじゃないけれど、それくらいしか思い浮かばないから。


「…いいんすか?」

「うん。」


少し表情の明るくなった寿也を見て、あたしも少しほっとして。寿也に支えられながら2人で家に入ると、寿也が閃いたように口を開いた。


「あ。まず先輩、足見せてください。ちゃんと処置しとかないと…」


あぁ…確かに。この怪我がここまで治らないのも、あのときちゃんと、処置しなかったからだしな。