洗濯しておいたタオルをたたんだり、軽く部室を掃除したり。 だいたい今日の仕事は片づいたな、と思った頃、外からボールのインパクト音が聞こえ始めた。 あれ、もうラリー?と不思議に思い、ポケットから携帯をとりだして時間を確認すると、時刻はすでに17時をまわっている。 ロッカーからカバンをひっつかむと、コートの方に急いだ。 「晴人、ごめん!そろそろ行くね!」 「あぁ。はい、お疲れさまです。」 そう軽く言葉を交わしてコートに背を向けようとすると、ボールを運んでいた寿也とちょうど目があった。