君を守りたい


茜色の空がどこまでも続く空の下、荷物を持ち、あたしを背負って歩く寿也。毎日キツい練習してるだけあって、頼りになるなーと心底思う。


「寿也ー。ごめん…」


思わずそう零してしまったあたしに、寿也は「気にしないでください。」とだけ言って、歩を進めた。

まもなくして着いたあたしの家。
玄関まで送ってもらったのはいいけれど、何だかこのまま帰すのは忍びない…


「…明日の朝も迎えにくるッスから。今日はとりあえず安静にしてくださいね。じゃあ。」


そう言って背を向ける寿也。その背中にあたしは、思わず「待って。」と声をかけていた。