「…でも、痛いんスよね?」
赤いあたしの足を見て、寿也が恐る恐る尋ねる。「まあね。」とあたしが返すとほぼ同時に、恭汰が氷嚢を持って戻ってきた。
「はい氷嚢。陽路先輩、大丈夫かよ?」
「大丈夫〜。」
そう答えながら、冷たい氷嚢を足につける。気持ちいいと感じるより、痛い。冷たさが刺さるような、そんな感じ…。
「晴人と章一。悪いんだけど2〜3日はマネ業に支障でる…。ゴメン。合宿までには何とかする。」
今までの経験上、2〜3日は痛みが引かないから、まともに歩くのもムリだろう。痛み止めを飲めば、ゴールデンウイークの合宿は何とかなるはずだ。
いつの間にか暑さの消えた風が、涼しげな風となってあたしたちを包んだ。

