君を守りたい


「…遅いよ。もう、すべて。何でその子、録音したことまで忘れちゃうのよ…。」


今更すべてがわかっても、
もう時間は戻らない。

あたしたちが過ごした日々は、
あのころのまま変わらない。


「ああ。その通りだ、わかってる。
…本当に、悪かった。」


もう、謝罪なんていらない。
どんなに謝られても、許す気はないのだ。
だけど彼らの、その本気の気持ちは伝わってくるから…


「誤解解けたなら、とりあえずあたしはもういいよ。だからもう、そんならしくない顔しないでよ。」


たとえあんたらでも、そんな顔は見たくない。

だって、今はこんな関係になってしまったけれど、確かに彼らは、同じ時間を過ごして笑い合った、あたしの仲間には違いないから。