「大崎…。」
あたしの声に反応し、こちらに振り返った三人。やっぱり三年前よりは身長も伸びていて、体つきもたくましくなっている。それが、三年という月日の長さをイヤでも感じさせた。
そんな中、ただ一つ気になることといえば、三人の表情が思いのほか暗く、情けなく見えるってこと。
最後に見た日には、あんなに人を見下すような目をしてたっていうのに。
そんな三人はうつむいたまま、あたしと目を合わそうとしない。しかもいっこうに口を開かないので、話も進まない。
子供達の声が時折聞こえる中、あたし達の周りには気まずい沈黙が広がっていた。
「ねぇ…。話って何?」
再び問いかけたあたしの声に、いち早く反応を示したのは礼二だった。勢いよく顔を上げるや否や、あたしの傍まで歩み寄ってきた。