気持ちを落ち着けると、だんだん冷静に頭を使えるようになってきた。
これは過去と向き合える、最初にして最大のチャンスなんだと思えてもきた。
ここで行かないのは“逃げ”でしかない。
今まで“逃げ”続けたあたしには、もう“逃げ”という選択肢はないのだ。
大丈夫………。
大丈夫……。
大丈夫…。
そう自分に言い聞かせるように呟く。
大丈夫、怖くなんてない。恐れるものなんてない。過去に囚われたままの方が、ずっとツラいハズだ。だから、大丈夫…。
とりあえず、過去と決着をつけよう。
寿也と話すのは、そのあとでも遅くはないだろう。

