君を守りたい


「………美香の気持ちなんて、あたしにわかるワケない。わかろうとも思わない。」


あたしから目をそらすことなく発された言葉に、思わず耳を疑った。
“わかろうとも思わない”って何なのよ!?


「あたしのことは、あたしで決める。さっきも言ったでしょ?美香にどうこう言われる筋合いはないって。」


そこまで言って陽路は、調理台に置かれたままの皿に手を伸ばした。そして野菜が盛ってある大皿を持ち上げると、ゆっくりとあたしに背を向ける。


「…あたし、そろそろ仕事するから。あ、それとさ、美香。あたしがこの合宿に参加したワケだけど……、」


そしてそう言って、あたしの方にゆっくりと振り向いた陽路。そのせいで、あたしと陽路の視線がぶつかった。