君を守りたい


「今日はいつもより暑いみたいだし、ちゃんと水分補給してよ。」


もうすぐ、5月になるんだもんね。暖かくなるのもうなずける。みんな自分の体調管理ぐらいできるだろうけど、一応マネとして注意を促して。


「はぁ〜…。あたしも思いっきり体動かしたいなー。」


体動かすことは好きだし、何かスッキリしそうだし。汗を拭いたりして一息ついている彼らを見ていたあたしは、思わずそう零していた。
それを聞いていた雅樹が、何か企んでるような笑みを浮かべ、あたしに問いかける。


「…大崎先輩、確かテニスできるんじゃなかったですか?」


…少しだけでいいならできないわけじゃない。テニスには結構長い期間、関わっているし。
でも、雅樹が何を狙っているのかがわからない。