君を守りたい


そんなゴタゴタの中で始まった練習。
恭汰が元気ないのを純がかなり心配している様子を部室の窓越しに見ながら、あたしはドリンクを作る。

今日は暖かい。ってか春なのに暑い。「あっついなぁ〜」なんて独り言を零して、長ジャーにしたことを少し後悔してしまう。まぁ今更後悔しても仕方ないんだけどさー…。やっぱり暑さは我慢できないよねー。

そしてあたしは数本のドリンクボトルを手に、みんなが動き回るコートに向かった。


「休憩時間にするよ!15分後に試合形式の練習するから。」


あたしの姿を見つけたのであろう晴人の声がコートに響く。それと同時に、額に汗を浮かばせた部員たちがこちらに向かってきて。あたしはベンチに置いてあった各々のタオルと、作ったドリンクを1人1人に配った。