あぁ。やっぱりあたしは最低だ。
もうすでに寿也を傷つけているっていうのに、自分自身の目の前で傷つく姿を見たくないなんて、どうしようもないエゴイストだ。
「ごめんって何なんスか?もう俺は…、俺は陽路先輩にとって必要ないんスか!?」
「ち、違う!そんなことない。」
視線を上げると、眉間にしわを寄せ、苦しそうな顔をしている寿也の顔が目に映る。
“必要ない”なんて…。
そんなことない。絶対にありえない。
どうしてそんな悲しいこと言うの。
全部、あたしのせいだ。
寿也を悲しませているのは、こんなふうに思わせてるのは、他の誰でもないあたし。

