君を守りたい


「へぇ。俺がいないうちに、何だか面白い話をしているね。寿也、いつからつき合ってるんだい?」


刹那、背後からいきなり聞こえた声…。
確かめなくても、それが晴人の声であるのことはわかる。
ってか盗み聞き?意外と趣味悪いのね…

ゆっくり振り向けば、いつも通りの笑顔がそこにあって…。でも、怒っている様子もない晴人が怖いと感じてしまうのはなぜだろう?


「えっと……。合宿についてのプリントもらった日からッス…。」

「そうか…。じゃあ寿也、めでたいから今日は俺と試合でもしようか?ヤダとは言わせないけどね。」


恐る恐る答える寿也に、ニコニコと笑みを絶やさない晴人。有無を言わせない態度に、寿也は渋々ながら「お願いします。」と返し、その様子を恭汰は「ざまーみろ。」とか何とか言っていたのが微かに聞こえた。