異様にみんなのテンションが高いことを除けば、特に何もなく夕食を終えた。ま、相変わらず寿也には避けられているけれど。
「あー。陽路ちゃん。」
ほとんどの人が自由時間に入り、人がまばらになった大広間。あたしたちマネが片づけをしている中、慈朗があたしを呼ぶ声が聞こえた。
「どうした?」
「ちょっとお願いがあるんだけど…。あとで、ドリンク作ってくれる?」
「あとで?」
「うん、あとで。」
いや、ね?作ってあげるのは別にノープロブレムなんだけど、何でかなぁーって気になるわけ。
あたしがよっぽど不思議そうな顔をしていたのだろうか、慈朗がふっと笑みを零した。

