君を守りたい


「えーっと…。今日は朝からみんなに、かなり迷惑をかけました。おかげさまで体調はバッチリですので、明日最後の練習はしっかりマネやらせていただきます。」


そして深く頭を下げると、隣の恭汰が優しく頭をなでてくれて。


「せっかく同じ練習グループになれたんだっつーの。陽路先輩いなきゃつまんねーだろ?」

「…ありがと。」


優しく笑う恭汰から寿也に視線を移すと、やっぱり目を合わせてはくれない。少しってか、かなり悲しい気持ちになりつつも、あたしは再び口を開いた。


「そーいうことでみなさん、貴重な時間をありがとです。じゃ、いただきまーす。」


昨日の圭みたいな挨拶は、あたしにはできないけれど。今言いたいことを伝えられたなら、それはそれでいいと思うから。