「あ。もう全員集まったっぽい。光規こっち見てるから早く行きな。」
「ウィーッス。」
明春の集団に向かっていく涼夜の背中を見送りながら、あたしはお茶碗にご飯を盛り始めた。そして順番に取りにくる部員たちに手渡していく。ちなみに今日の順番は、海星→明春→凌葉だ。
「大崎先輩、復活ですか。元気そうでよかったです。」
「俺、陽路先輩のことスッゲー心配したんだぜ?マジ心臓に悪いっての。」
海星メンバーから次々にかけられる言葉に笑みを返すと、みんなは心底安心したように席に着いていく。そして、海星最後は寿也だ。
「…陽路先輩、ちょっと話したいんで、自由時間に俺たちの部屋来てください。」
手渡す際、思い詰めたような表情を浮かべ、そう言われる。あたしがうなずくのを見届け、寿也は席に着いた。

