君を守りたい


「…7時、なっちゃったッスね。朝食までまだ時間あると思うんで、俺、走ってくるッス。サボんなって、陽路に怒られそうだし。」


時計を見上げたあと、持っていた白い帽子を深くかぶり、藍前は出入り口に向かっていった。


「ほら、あんたらも走っておいで。大崎ならあたしがみてる、大丈夫さ。だから塚本、頼んだよ?」

「…はい。」


崎村先生の言葉に押され、俺たちも宿舎を出る。さっきよりもいささか眩しくなった太陽が、鬱陶しく感じられた。


「各自体操後、コート20周。ストレッチして宿舎に戻るぞ。」

「「はいっ!」」


ホントは、練習なんて気分じゃねぇってのに…。