「…圭や、慈朗たちがいて良かった。マジホント、勝手なことしてゴメン。」
もう、今さら、何て返したらいいのかわかんねぇ。
つーか、返しようがねぇじゃねぇかよ…。
でも…………。
「もう、凌葉に帰ってこないんですか?」
「え…。」
俺の問いに、陽路先輩の表情は固まった。イヤな予感が胸をよぎり、トクンと小さく胸が鳴る。
だが俺たちは、あの日からずっと陽路先輩を待っていた。慈朗が言ってたように、陽路先輩の“居場所”は、間違いなくココにあるから。
俺たちはずっとずっと、陽路先輩にまた戻ってきてほしいと、願っていた…否、望んでいたのだ。

