君を守りたい


「あぁ。全然、たいしたことじゃないですよ。ただマネが増えるということらしいです。」


あたしがよほど不安げな顔をしていたのか、晴人は優しげな口調でそう言葉を紡いだ。予想外の言葉に、あたしは思わず「へ?」と、間抜けな声を出してしまった。


「今回明春は、中学の方から一人参加することもあって、そこのマネの子も参加するし、最近マネになったばかりの高校のマネも来ることになったみたいです。詳しくはコレを見てください。」


そう言って晴人は、カバンのファイルケースから出した一枚のプリントを前に座る蓮に渡す。そして蓮があたしに渡してくれた。


「あ。あと、マネ陣の代表は大崎先輩に頼みたいそうです。」


思い出したように付け足された言葉に、プリントを読もうとしていたあたしの目が、再び晴人を捉える。相変わらずの天使の笑顔が、あたしを見つめていた。