君を守りたい


「悪いけど今日休むから。」


あたしがそう言うと、数人が微かに反応する。もちろん、紀彦と治は無関心だけど。


「…勝手にしろ。」


そう言いながら部室を出て行った礼二。
それに続くように美香と紀彦と治も出て行く。何かここまで嫌われると、逆にせいせいするのは気のせいじゃないな、きっと。


「休むって、何かあったんですか?」


閉められたドアを見つめていたあたしに、学がそう問いかけてきた。その目は、明らかに不安で揺れていて。


「ちょっと忙しいだけ〜。何もなーい。」


できるだけいつもの調子で答えたのに、侑希と圭の視線が痛い。慈朗同様、鋭すぎるっつーの。