君を守りたい


あたしが部室につくと、もうみんな着替え終え、真ん中のテーブルを囲んでいる。聞こえてきた会話から推測すると、話題になっているのは圭の件のようで。


「つーことで、たぶん渡部も来月は厳しいかもしれねぇから。」


礼二がそう告げている中、あたしは壁際の方に座っていた慈朗に問いかける。


「圭、怪我相当ヤバいの?」

「う〜ん。膝の靭帯痛めちゃったみたいだよ。しばらくは安静に、だって。」


…圭も、あたしのせいで怪我。
ふと奥の方にいた美香の方に目を向けると、いかにも愉快そうに口角をつり上げていた。

もう躊躇ってる時間なんてないと、強く思った瞬間。あたしの決意は、揺るぎないものとなった。