静まりかえる室内。
慈朗が「大丈夫だよ。」とあたしを宥めながら、情けない表情であたしを見つめている。そんな中、あたしはゆっくりと口を開いた。
「…慈朗、ホントのこと言って。腕、どうなってたの?」
どう考えても、あたしに責任はあるから。本当のことを、あたしは知らなくちゃいけない。
あたしの言葉に慈朗は一旦うつむいたあと、諭すように言葉を紡いだ。
「たとえどうなってようが、コレに陽路ちゃんが責任感じる必要はないから。それだけは覚えておいてね。」
そう訴えかける慈朗に、あたしはこくんとうなずく。ここまであたしを傷つけまいとしてくれる慈朗に、胸が締め付けられる感じがした。

