君を守りたい


「あ、それより慈朗…。」


ちゃんと病院に連れて行ってくれたのかを聞こうと思ったあたしは、圭にそう口を開いた。でもその瞬間、ホントに一瞬だけだったけれど、圭の眉間にしわが寄ったのが見えた。


「病院には連れて行きました。でも、俺が話していい話しではないだろうから、本人の口から聞いてください。」


そう言って圭は慈朗の寝ているソファーに近づいていく。

…っていうか、本人から聞けだなんて、そんなに悪いんだろうか?
まさか、来月の試合出れないほどの怪我じゃないよね…?


「おい、慈朗起きろ!」

「ん〜……。」


いやな予感が、胸をよぎる。