「やっと気がついたみたいですね。陽路先輩の両親には電話しておいたので、今日はゆっくり泊まっていってください。」
あたしの横たわるベッドの縁に腰掛け、圭はそう言ってくれる。今さらだけど、なんかすっごい迷惑かけちゃってるよねあたし…
「あ、何か食います?」
思い出したように、圭にそう問いかけられたあたしは、首を大きく横に振った。
そして、
「ううん、食欲ないからいい。っていうか、何かゴメン…。」
「別にたいしたことしてないですから。それより、その情けないツラをどうにかしてください。」
謝るあたしに、圭は微笑をこぼしてそう言う。でも別にあたし、そんな顔をしてるつもりはないんだけれど。

