でも美香の勝手で、あたしの後輩たちを傷つけるなんて、絶対許せなくて。
あたしは無意識のうちに、美香の胸ぐらに掴みかかっていた。その瞬間、美香が不気味に口角を上げる。
「きゃああぁぁあぁ!」
そして美香の、大きな叫び声が辺りに響いた。そして気づく、美香の企み……
――あぁ、またあたし、ハメられたんだ。
学習能力無いっていうのは、こういうのを言うのよ。本当マジ、バカみたい。
すぐに手を放すと、美香はその場にうつむき座り込んで。直後、数人の走る足音が聞こえてきた。
――そして、
「美香っ!」
「大丈夫か!?」
都合よく、聞きたくない声とともに現れた三人。
刹那、目を見開いた三人の表情を見て、あたしは改めて気づく。
立ち尽くすあたしと座り込む美香、第三者から見ればあたしが、美香をいじめてるようにしか見えないってことに。
あぁ、最悪…

