君を守りたい


「涼夜…」そう言いかけたあたしを、涼夜の言葉が遮る。


『ま、そういうことだから。俺も年下なりに心配してるってことだけは覚えておいてよね。』


そうぶっきらぼうに言って、一方的に切られた電話。まだ小学生にこれだけ心配されるなんて、本当に何やってんのよあたし…。
そんなふうに思い、思わず自嘲的な笑みが零れた。

――でも、


「涼夜、ありがと。」


さっきよりもほんの少し、温かな気持ちになれたのも事実だから。お礼の言葉をそっと呟き、宙に浮かべる。本人には言わないけれど、本当に電話くれて嬉しかったし、とても元気づけられたんだよ。

そんなとき、再び携帯がふるえた。
どうやら今度はメールの受信。いつも通りにディスプレイをのぞくと、何故か差出人は美香。

嫌な予感がしつつ、その内容を見て、あたしは思わず目を疑った。