「大崎先輩こんにちは。……え、あれ?寿也がいる…。」


未だ笑う二人の態度にふて腐れかけていると、静かに登場したのは村田部長。そんな村田部長も、俺がいることに地味に驚いていて。

ってか、そんなに俺って遅刻のイメージあんのか?なんかショックなんだけど。


「今日は相田と蓮と八川、桑井が委員会等の諸事情で休みだから、ミーティングして自主練ってことにするよ。大崎先輩、お願いします。」

「了解♪」


副部長まで休むなんて珍しいな…なんて思いながら、部室の真ん中にある机を囲んで座り、村田部長の話に耳を傾ける。
ミーティングっても村田部長の話を聞くだけだから、ハッキリ言って練習より楽だ。

いつもみたいにパパっと話を終えて自主練に入れる、そう思って疑わなかったのに。

今日は、違った。