「マジで大崎さんって、秋田さんのこといじめてたんだね。」
「仕事も押しつけられてたらしいし。」
「なんか秋田さん可哀相。」
「ってか意外だよね、まさか大崎さんがそんなことするなんて。」
口々にささやかれる陰口で、静まっていた教室の中は埋め尽くされていく。
それに構うことなく掴まれた手を払いのけ、あたしは口を開いた。
「あたしがいつ美香をいじめた?ってか、治はそれを見たわけ?」
挑戦的なあたしの言葉に、治は一瞬たじろいだ。でも涙目で見上げる美香の顔を見て、あたしの方に一瞥をくれ、
「美香がツラそうに泣いてんだよ。大崎にやられたって、そう言ってたんだ。」
そう強く言い放たれた言葉。
っていうか、知らないうちにあたしが悪者扱い?笑っちゃうんだけど。意味わかんない。

