君を守りたい


「やっば…。」


寝ぼけ眼で携帯のディスプレイに表示された時刻を見て、あたしは飛び起きた。

もちろんあたしは寝坊したわけで。予想通りの展開に、思わず零れたため息。

ちょうど両親がどちらも仕事で家にいなかったため、起こしてもらうこともできなかったことに、小さく舌打ちをした。

ダッシュで学校に向かったんだけど、結局着いたのは一時間目が終わった直後で。
幸い、先生には会わずに教室にたどり着くことはできたけれど。教室に入った瞬間、不意に感じた違和感…。

いつも通りに教室へ入り、窓際の自分の席に向かう、ただそれだけの行動なのに、何かが違う。

でも。
カバンを机に置き、あたしの周囲を見渡した刹那、その違和感の原因に気が付いた。