ガルン…。その話の流れって、半分承諾しているような感じだけど、気付いてるのかな。

(何か、ひたすらこの場から逃げたいだけな気がする。)

分からないでも無いけれど。

「まだ承諾してない。準備必要無い。」

「リール、良いから。後で教えるよ。」

どうやらガルンには何か考えが有ったらしい。

私は渋々ながら頷いて、毛布と杯を陳列棚に取りに行く。

戻ると、結局、やっぱり今日はもう出発出来ないからまた明日…という事になった。

そうして。

私達は、杯と毛布を購入し、雑貨屋を後にした。