【桜の雨】 この木の下で 別れを告げられた あまりにも突然で 涙すら出やしない 思い出詰まった この場所のこの木は 凛と背を伸ばして 行く末を見守るだけ あたしの変わりに 悲しんでくれているのか 新たな門出を 祝しているのか 空から舞う桜は 朧気な涙のよう