居場所のなくなった俺は家の金を盗んで、田舎から飛び出した。 とにかく都会に逃げたかった。都会に出れば、俺にもやれることがある。選択肢がある。そんな希望と夢に魅せられて、あてもなく故郷を捨てた。 その頃、俺はまだ15歳で しかも『出来損ない』のままだった。